「どうする家康」千姫役・原菜乃華の驚異のポテンシャル 穏やかな役から狂愛ストーカーまで演じ分け
千姫が豊臣家に嫁いだのが7歳なんて、今でいうと小学生になったばかり。豊臣家で成長した後、徳川家のことなんぞ覚えていないでしょうに。千姫にとって、育った場所も、故郷と呼べるのも大坂城なのでは。
徳川の大砲攻撃により、大阪城の天守閣の天井が落ちる瞬間、なんと茶々(北川景子)が千姫を庇った。やはり鬼の姑とはいえ、幼い頃からずっと一緒に暮らしてきたし、愛する息子・秀頼の嫁なのである。それに織田信長の妹、お市を同じ母に持つ姉妹・江の子でもある。咄嗟に身体が動いたのかもしれない。
義母の愛情を感じた千姫、「どっちつかず」の気持ちにハッキリと区切りがついた。次回は、泣いてばかりでくよくよしていた千姫が生まれ変わりそうだ。