「news zero」を卒業する有働由美子へのエールと 辺野古で撮った幻の“立ちリポ”エピソード
来年3月での「news zero」(ニュースゼロ=日本テレビ系)卒業を発表した有働由美子キャスター(54)。その理由について「気づけば現在54歳! 次の新たなことにチャレンジするときは今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたび『news zero』が快く送り出してくれることになりました」と語っているように、自ら降板を決意したようだ。新天地での更なる飛躍が期待される有働キャスターに、NHK時代の同僚で盟友のジャーナリスト・立岩陽一郎氏がエールを送る。
■「日本、大丈夫かなあ」
「日本、大丈夫かなあ。ずるずるいきそうやなあ」
そう有働が言ってきたことがあった。それは防衛産業の活性化や防衛予算の増額に向けて政府が前のめりになる状況について話をしていた時のことだったと思う。しかし、その有働の懸念は番組で語られることはなかった。そこには有働の方の抑制もあったのかもしれない。ただ、夜の看板ニュース番組と有働の思いとの乖離が徐々に広がっていたのだろうとは推測できる。