「news zero」を卒業する有働由美子へのエールと 辺野古で撮った幻の“立ちリポ”エピソード
有働はいつしか「ジャーナリスト」という言葉を口にしなくなった。なぜか。それは有働がニュースの現場で見たものが「ジャーナリスト」という幻影であり、その肩書への幻滅だったからではないか。
それは「ニュースゼロ」だけの事柄ではなく、あらゆるニュースの現場で、そもそも「ジャーナリスト」など幻だったということが明らかになったということなのかもしれない。
辺野古で撮った幻の立ちリポ。それは有働にとっては、ジャーナリストそのものが幻であることを確信させるものだったのかもしれない。
さて、有働は新たな道を進むことになる。それは肩書にこだわらず、自分の道を進むというものになるだろう。それはどういうものになるのか。たまに飲みながらでも観察したい。
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