【新春異色対談】松尾潔×今井絵理子 SPEED時代から25年ぶりに再会! 縦横無尽に語り合った
EXILE、CHEMISTRY、平井堅ら人気アーティストを多く手掛けてきた音楽プロデューサー松尾潔。日刊ゲンダイ連載コラム「松尾潔のメロウな木曜日」でもおなじみの彼が20代の若き日に遭遇し、ブレーンとして華々しいデビューに関わったのが、平成を駆け抜けたダンス&ボーカルグループ「SPEED」だった。ご存じ、新垣仁絵、上原多香子、今井絵理子、島袋寛子の4人は沖縄出身で、1996年のデビュー当時の平均年齢は13.5歳。メンバーはまだ小・中学生だった。今では40歳の淑女になり、参議院議員として活躍する今井絵理子センセイだが、当時は松尾の方が今井に宿題を教える「先生」だった⁉ 25年ぶりに再会を果たした2人が、40年超の歴史を誇る東京・新宿の文壇バー「風花」で縦横無尽に語り合った。
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今井「松尾さん、お久しぶりです。変わりませんね!」
松尾「いや、もう55歳だよ。昔のようにエリちゃんと呼ばせていただくけど、知り合った頃はまだ僕も20代。当時の僕の年齢をとっくに追い越してしまったんだね。会うのは98年以来だから25年ぶりになるのか」
今井「ホントにあっという間です」
松尾「SPEEDが3年半の活動で解散(2000年3月31日)してからのエリちゃんの人生は波瀾万丈で、『24時間テレビ』に出てるのを見て、えー、そんなことになってんの!? と驚いたり。と思ったら今度は国会議員になってるし(笑)」
今井「ハハハ」
■「永田町の常識は世界の非常識」と改めて反省(今井)
松尾「今はパーティー券の裏金問題が明るみに出て永田町は“政治とカネ”が大問題になってるけど、エリちゃんのところ(麻生派)は大丈夫?」
今井「私自身については、きちんと政治資金収支報告書に記載をし、政治活動に使わせていただいています。だから今日(対談は12月15日)も来ています(笑)」
松尾「さすがの答弁。芸能界で鍛えた“筋肉”がおとろえてない(笑)」
今井「でも今回、さまざまな問題があって改めて反省したのは『永田町の常識は世間の非常識』ということですね。例えば政治資金の話では、いけないことだと認識していた議員もいると思いますけど、所属の派閥がこうしているから、と何の疑問ももたずに不記載の処理をしてしまった新人議員もいると思います。でも、慣習、慣例、皆がこうしているから大丈夫、ではないんですよね」