NHK朝ドラ「ブギウギ」はこれからが面白い! 美空ひばり役は誰だ?
昭和のスター笠置シヅ子がモデルのNHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、逆境でますます元気になるヒロイン福来スズ子の明るさ、演じる趣里の軽快な歌と踊りが好評だ。動画再生数も伸びているが、ドラマとして面白くなるのは実はこれからだ。
(以下、ネタバレあり)
恋人・村山愛助(水上恒司)との子どもができ、大喜びのスズ子は歌手をやめて結婚しようと決めて新居も用意する。ところが、なんということか、肺結核を病んでいた愛助が出産直前に亡くなってしまう。悲傷憔悴……。それでもスズ子は、生まれてきた娘と生きていこうと自分を励まし、再びステージに立つ。そして生まれる爆発的ヒット曲「東京ブギウギ」!
ブギウギは8ビートのジャズで、笠置は「大阪ブギウギ」「さくらブギウギ」「ヘイヘイブギー」などブギものを連発し、「ブギの女王」と呼ばれた。ワンマンショーでは観客が劇場を取り巻き、高額納税者番付で2位になる売れっ子に。そんなとき、笠置そっくりの振りで歌って踊る天才少女が現れた。美空ひばりである。
ひばりはたちまち人気者となり、笠置は嫌っていたが、後に才能を認めて、「もう自分の時代ではない」と歌手を廃業、笠置は俳優業に専念した。映画「おくさまは18歳」で祖母役を演じ、クレンザーのテレビCMでは「カネヨン」のおばさんと親しまれた。1985年に70歳で死去。
「朝ドラがどこまで描くか、まだ明らかになっていませんが、スズ子の波瀾万丈の人生はまだまだ続き、歌手としての絶頂期はこれからです。そして、注目は美空ひばりを誰が演じるか。上白石姉妹なら歌も芝居も達者ですし、松岡茉優あたりもいいかもしれませんね。スズ子の子ども時代を演じた澤井梨丘ちゃんが、ひばりの少女時代をやるという情報もあります。話題は尽きません」(テレビ情報誌編集デスク)