新NHK朝ドラ「虎に翼」気になる3つのジンクス…「らんまん」「ブギウギ」の好調を引き継げるか
「時代をまたぐストーリー」というのもヒット作に共通している。「ブギウギ」は大正と昭和、「エール」は明治から東京オリンピック、「カムカムエヴリバディ」は大正から令和、「らんまん」はなんと江戸時代に始まって昭和の戦後までのお話だった。時代の変転とともに主人公の人生は波瀾万丈、テレビの前で応援したくなるのだ。
「虎に翼」は昭和の初期から昭和50年代まで、日中・太平洋戦争を挟んだ時代またぎとなる。
ちなみに、「ウェルかめ」「つばさ」など平成が舞台の“現代もの”は、「あまちゃん」を除くと低調である。
■“ロス現象”が人気を押し上げ
「3つ目の共通点は、主人公の身近な人の死です。『ブギウギ』は水川あさみの母親、黒崎煌代の弟、水上恒司の内縁の夫、『らんまん』は広末涼子の母親と松坂慶子の祖母が亡くなり、『なつぞら』では吉沢亮の農村画家、『あさが来た』はディーン・フジオカの五代友厚らです。そのたびに“ロス現象”が起きて、それがまた人気を押し上げます。『虎に翼』のモデル三淵嘉子も夫は戦病死、弟は戦死します。ドラマではイケメンの仲野太賀と三山凌輝が演じているので、ロス現象が起きそうです」(テレビ情報誌編集デスク)