仲野太賀に注目!NHK朝ドラ「虎に翼」で寅子と結婚…そして、もうすぐ“優三ロス”が起こる
多彩な登場人物とテンポのいい展開で目が離せないNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、いい味を出しているのが、ヒロイン猪爪寅子(伊藤沙莉)の家に下宿している司法浪人・佐田優三役の仲野太賀だ。
「高等試験(司法試験)に落ち続けている我が身より、寅子の勉強を心配する人のよさ。夕食の時、自分のふがいなさに泣きべそをかきながら、3杯目もしっかりお代わりするとぼけた居候は、ほのぼのとします。脇役のさらに脇といった役どころですが、仲野でなければあのおかしみは出せません。コテコテのギャグもシリアスもこなす、いまいちばん注目の役者じゃないでしょうか」(ドラマ制作会社プロデューサー)
テレビ東京系で放送中の宮藤官九郎が監督・脚本の土曜深夜ドラマ「季節のない街」では、東日本大震災の仮設住宅地区の自称青年部長。主人公の半助(池松壮亮)を助ける、ひょうきんだけど、「母親の愛情に飢えた、ある意味もっとも可哀想な男」として宮藤は描いている。
仲野の演技が高く評価されていることは、日本アカデミー賞、毎日映画コンクール、ブルーリボン賞を次々と受賞していることでも明らかだけれど、いずれも「助演賞」である。どこまでも主役盛り上げが立ち位置なのか。