内田有紀が「美アラフィフ」ブームに火を付けた!同世代女優陣がドラマ・CMに引っ張りだこな理由
支えるのは同世代の視聴者
「20年前のアラサーブームでは、月9(フジテレビ系月曜午後9時のドラマ)や日本アカデミー賞などを総なめにした女優たちです。その彼女たちがベテランになって、役の幅が広がり、演技にも味が出てきました。でも、ただの中年じゃない。おしゃれで、生き方や考え方でもインフルエンサーです。吉瀬美智子が酒好きで、かなりの酔っぱらいとか、あえてシワを隠さない宮沢りえとか、素を出すようになったのも、今の自分に自信があるからでしょうね。そこがまた新たな魅力になっています」(番組構成作家)
主役や準主役のドラマも、この年末年始や冬クール以降に何本か企画されている。ドラマのヘビー視聴層は40代後半から60代の女性だけれど、若いタレントの嘘っぽい恋愛ものなんかはもう見てくれない。同年輩の女性が活躍したり、重厚なストーリーのものがやはり人気で、そうなるとアラフィフ女優たちの出番である。
「アラフィフ世代は団塊ジュニアで、人口が多いだけでなく、女性は子育てが終わって、買い物や食事、旅行にお金を使うようになっています。企業がいま注目しているターゲットで、CMでアラフィフ女優の起用が多くなっているのはそのためです。今後も増えるでしょう」(広告代理店営業マン)
間もなくテレビや街を美アラフィフが席巻しそうだ。
(コラムニスト・海原かみな)