紅白歌合戦は旧ジャニーズ出演ゼロ、“韓流&辞めジャニ”祭りに…超安直構成でNHKさらに墓穴
「性加害問題が一段落してきたからと、ジャニーズ人気に即座に頼ろうとするというNHKの相変わらずの体質を感じたことがまずひとつ。それでそれがうまくいかなかったからといって、韓流アイドルや“辞めジャニ”に雪崩を打っていきそうな感じもとても安易な気がしますね。昨年は最低視聴率でしたが、そのあたりの分析はしっかりできているのでしょうか」
■さらに知らない人ばかり
さらに、そもそも“国民的番組”としての紅白の限界についても、こう付け加えた。
「紅白といえば、『天童よしみ 大阪府出身』といった感じで“おらが村の代表”がヒット曲をひっさげて男女別に対決するという番組でしたが、時代の流れで、すでに紅白でもなんでもなくなり、『合戦』色も弱められている。ここで旧ジャニーズのタレントが復活したところでどこまで視聴率が復活するかも未知数です。その旧ジャニーズのアイドルだってろくにわからない中高年にとっては、韓流アイドルや辞めジャニなど、さらに知らない人ばかりでしょう。それぞれの世代の見たいものは、さらにバラバラになっていて、それは配信なりで見られるようになっているので、ファンもそちらを見ているほうが楽しいはず。紅白は、年末の風物詩的存在ですが、企画的なほころびが出てきているのは明らかです」