ウケるかウケないか クズ芸人・岡野陽一は最も脳汁が出る「二択」に挑み続ける
「肛門っぽいものを見せることが大事であって、本当に肛門を見せちゃダメなんです」
(岡野陽一/フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」11月16日放送)
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「クズ芸人」として人気の岡野陽一(43)。彼は自らの仕事を「肛門みたいなものを見せる」、つまり「恥部を見せることによってお金をいただく」ことだと表現する。けれど、一方で「品位だけは守っている」と言う。そんな彼が新しく出てきた「クズ芸人」たちを前に、自身の仕事の哲学を語った言葉を今週は取り上げたい。
岡野は「26歳までずっとパチンコだけしかやってなかったんですけど、26歳で台移動しようと思って芸人になった」(テレビ東京系「あちこちオードリー」2022年12月14日)と語るほど生粋のギャンブラー。その経験やそれで生んだ借金を抱えた生活の中で、人間の酸いも甘いも噛み分けてきたからか、バラエティー番組などで行われる心理戦を伴うゲーム企画では、めっぽう強い。
例えば「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「電気イスゲーム」。一方が複数のイスの中からひとつに電流を仕掛け、もう一方がそのイスを回避して座ったら、イスの番号に応じて得点が与えられるというゲーム。シンプルながら奥深い心理戦が堪能できるこのゲームで、岡野はことごとく相手の行動を読み切り初代王者に輝いた。