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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「こなさない」心持ち維持に…相席スタート山添はギャンブルで刺激を得る

公開日: 更新日:

「脳汁ウルトラクイズが収録中に始まるときある」
(山添寛/テレビ東京系「伊集院光&佐久間宣行の勝手に『テレ東批評』」8月3日放送)

  ◇  ◇  ◇

「クズ芸人」から「サイコパス」、さらには「悪童」キャラとして、今や売れっ子芸人となった相席スタートの山添寛(39)。さまざまな番組に出演する山添を見て、テレビプロデューサーの佐久間宣行は「脳汁の(出る)方を優先しちゃうときがある」と指摘する。ギャンブラー特有のヒリヒリする興奮を優先させがちだというのだ。それに対して本人も「ウケないけど脳汁が出る」と「ウケるけど脳汁が出ない」だったら、前者を取ることがあると語り、山添流に表現した一言が今週の言葉だ。

 相方に借金をしてまでギャンブルをしてしまう「クズ」として「クズ芸人ブーム」を彩る芸人の一角として注目を浴びた山添。そんな「クズ芸人」の中でも一番の“出世株”といえるのが山添だ。「クズ芸人」たちは、自身の「クズ」エピソードを語るゲストや、ドッキリのターゲットとしての役回りが多い中、山添はいち早くMCも務めている。親交の深い鬼越トマホークは「クズ界の麒麟・川島」と評している(テレビ東京系「ゴッドタン」2022年8月20日)。

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