内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ
世のお父さんたちがグッと来るエピソード
さらに亀井氏は、15日放送の第4話の展開を「GP帯のドラマとしては珍しい構成だった」と話す。
「全編ほぼ山岳訓練の描写だったんですが、足をくじいたり倒れたりする訓練生が出たりしたものの、ハラハラドキドキの展開もなく、無事ミッション終了。“八甲田山”までは無理でも、これまでの連ドラなら、手に汗握るような緊迫の場面があってもおかしくないのに、あえてそうしなかったのは新鮮でもありました。訓練生の過酷さをデフォルメするような派手が演出もなかったのは、何か意図があったかもしれませんね」
その第4話では、吉川愛(25)演じる宇佐美の娘・勇菜が父親を認めるシーンもあった。この“娘の成長”は、同じ週の「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ=月曜夜9時)でも描かれた、世のお父さんたちがグッと来るエピソードだ。
「そうなんですよ。ほぼ鬼教官と訓練生の話なんですが、変に恋愛要素がないぶん、父と娘の関係性がスパイスになっていて、ホームドラマ的な側面もあるんですよね」と亀井氏。
開始当初は《海猿の焼き直し?》なんて声も一部にあった「PJ」だが、見るべきツボはいくつもありそうだ。このところオジサン俳優の活躍が目立つが、やはりドラマにも説得力が出る。《パワハラだ》なんて言ってリタイアするよりも、“リアタイ”してみるのもいいかも?
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西島秀俊(54)と内野聖陽が演じたゲイカップルには視聴者からの絶賛が集まった。【もっと読む】テレ東「きのう何食べた? season2」西島秀俊と内野聖陽の“距離感”に注目…では、当時の絶賛ぶりを伝えている。