「豊臣兄弟!」永野芽郁の代役に白石聖を抜擢の背景…NHKにとって大手芸能プロは“駆け込み寺”か
■大手プロを優遇するNHKが抱える深刻な悩みとは
中小事務所から大手事務所に移籍すると大役をゲットできるというメジャーリーグみたいな流れができ上がりつつあることで、実は当のNHKも頭を抱えているという。
「例えば、『豊臣兄妹!』の主演に決まっている仲野太賀さんと永野さんは同じ事務所の所属です。こうした“セット売り”や事務所の要望を聞きながら演出を進めていくと、こちらが足を使ってアングラ劇場やミニシアターを回って独自に探してきた俳優の出番がほとんどなくなってしまいます。主演から10番手くらいまでの俳優は、ほぼ自動的に大手事務所で占めされてしまうので、本当に出演してもらいたい実力のある俳優さんが、場合によってエキストラみたいな扱いになってしまうことがある。内心、忸怩たるものがありますよ」(制作スタッフ)
ただ、大手事務所と懇意にしていると、病気や不祥事でヒロインが出演できなくなっても、間髪入れずに代役を差し出してくれるという。さながら、NHKにとって大手事務所は麻薬みたいな存在なのかもしれない。
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若手女優はNHK大河や朝ドラ出演の機会をうかがって大手芸能プロへの移籍のチャンスをうかがっている。■関連記事も必読だ。