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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

“おニャン子クラブ”が大きな影響「カメラ小僧」が誕生した

公開日: 更新日:

 週刊誌に企画や連載があるように、写真誌にも工夫を凝らした企画があった。例えば記者会見。

 正面の写真ではテレビや新聞と変わらない。角度を変えることで新たな発見がある。会見では報道陣の多さを写真のメインにして、女優は後ろ姿といったポピュラーな方法もあったが、角度を変えたことで見えないものが見えることもあった。

 ある女優を後ろから撮った写真をチェックしていると、ババシャツがちらっと写り込んでいる。さりげなく載せる。見る人が見れば気が付く。意地悪な写真に「困るよ」とプチクレームもあった。会見場のテーブルの下からのぞく美脚も撮った。腕から指先までも女優ならではのセクシーさに気付かされることもある。

「たばこは6本目の指」と言っていた淡路恵子さんは細く長い指と真っ赤なマニキュアの演出がマッチして手の写真だけでも男性を魅了するほどだった。

 会見やイベントで思わぬ形で撮れてしまったのがパンチラ写真だ。ミニスカ全盛時、下から狙えば自然にパンチラが撮れた。最初は何げなく掲載していたが、読者の反響は大きく、「パンチラ特集」を組む雑誌も増えていった。

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