水原希子が告白、新たに女優3人も告発…映画界の性加害者たちに共通する「悪辣手口」
映画界の性加害告発は底なしの様相だ。女優の水原希子(31)は発売中の「週刊文春」で映画「彼女」に出演した際、プロデューサーの梅川治男氏(61)から不必要なアンダーヘアの露出を求められたことを告白。同作にはインティマシー・コーディネーター(※性的なシーン等で製作と俳優の仲介をする)が起用されたものの、プロデューサーの圧力で機能しなかったという。
また、発売中の「女性自身」では映画監督の榊英雄氏(51)による性加害についてさらに3人の女性が告発。細い路地に引きずり込まれ、口で性処理をさせられ、コトが終わると「大丈夫?」と家まで送ろうとしてきたという。榊氏に関しては計11人が被害を明かしている。
そんな性加害者側の行動にはある共通項がある。加害後に何事もなかったように話しかけたり、榊氏も木下ほうかも、飲みに誘うなど、被害女性側に連絡をよこすのだ。家族問題評論家の池内ひろ美氏は「事件を正当化する後工作。手口が相当慣れている」とし、こう続ける。
「過去を正当化するために、加害者はその後も連絡を取ろうとします。彼らは『事件後に連絡をしたら返事があった→グッドコミュニケーションをとっている→双方合意の上だった』という、至極勝手な理屈で性加害をなかったことにしようとします。これは既に成功体験がある人の手口なので、自分では覚えていないほど繰り返している可能性もあります。性加害は映画に限らず、就活などパワーバランスが異なる場ではいまだに起こりやすい。彼らがターゲットにするのは圧倒的に加害者側が有利な立場で、情報に疎い女性です。榊監督たちが狩り場にしていた映画のワークショップは、加害者が先生で、相手はほぼ新人。業界歴が浅く、女優同士の横の連携がないから、なかったことにしやすかったのです。また、同じ成功体験を持つ者同士は情報交換していることが多く、一度被害に遭った女性がさらなる被害に遭うことも少なくありません。このような卑劣なやり口があるということを頭に入れ、被害に遭った女性は勇気を出して声をあげ、徹底的にうみを出すべきです」