ジャニー喜多川氏「性加害」の原因と指摘 性嗜好異常(パラフィリア)とは…専門家が解説
ジャニーズ事務所の性加害問題を巡って、先日行われた「再発防止特別チーム」の会見で、ジャニー喜多川氏(2019年没)が長年繰り返してきた性加害の原因も示された。
配布された「調査報告書」では「本事案の原因」として、以下の4点を挙げている。
1 . ジャニー氏の性嗜好異常
2 . メリー氏による放置と隠蔽
3 . ジャニーズ事務所の不作為
4 . 被害の潜在化を招いた関係性における権力構造
原因の1番目に、ジャニー氏の「性嗜好異常」を挙げているのだが、「報告書」にはこうある。
〈(ジャニー氏が)20歳頃から80歳代半ばまでの間、性加害が間断なく頻繁かつ常習的に繰り返された事実は、ジャニー氏に顕著な性嗜好異常(パラフィリア)が存在していたことを強く裏付けるものである〉
〈もっぱら未熟な思春期少年を性愛対象としたジャニー氏の性的関心と同意なき性行為の強要が長年続いたことは、被害者の年齢層(中心は13~15歳)がいわゆる小児性愛(13歳以下)に比べ定義上は若干高くなるものの、まさに性嗜好異常の一型とみなすことができるものである〉