加藤鷹さん 台湾発アダルトメディア「SWAG」と契約、現地は「80年代の日本のAV黎明期」

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■厳しすぎる外部からの締め付け

 35歳の若手社長が率いるSWAGは、20代の若手社員を中心に完璧ともいえる配信のシステムとセキュリティーを構築したが、AV撮影自体のノウハウについては決してレベルが高いとは言えないのが実情だという。

「例えば、撮影時にシャワーのないスタジオを用意してしまうとか、現場でのスキルはまだ初歩中の初歩です。でも、日本のAVに負けないような作品を作りたいという思いは強いし、ネット時代の会社なので、発信能力の高さは強みですよね」

 加藤さんは、SWAGとの契約に先立ち、19年ごろに令和版「秘技伝授」的なHow To Sex企画の配信作品の制作を進めていた。

 しかし、著作権保護を行うIPPA(知的財産振興協会)から、ライブ配信であれば問題ないが、作品として販売するのはNGが出され、頓挫したこともあったという。

「IPPAはもちろん、AV新法(AV出演被害防止・救済法)もしかりですが、外部からの締め付けが強すぎるんです。海外であれば、もっと自由に作品を制作することができるし、配信サービスを利用して、世界中に進出できる可能性もあります。海外に市場があれば、そこに行くのは人として当然ですよね」

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