1年でγ―GTP半減例も…しじみ汁はやっぱり肝臓に効く
また、タウリンやアラニンといった非必須アミノ酸、ビタミンA、ビタミンB 2、ビタミンB1 2、鉄といった栄養素もバランスよく含まれている。
「栄養分をまとめてバランスよく摂取するには、しじみの味噌汁がうってつけですが、身までしっかり食べた方がいい。オルニチンやシトルリンは水に溶けるので汁の中に出てきますが、他の栄養分は身に含まれたままというものも多いからです。低脂肪で消化や吸収にも優れているから、肝臓への負担も少ない。毎日、食べても過剰摂取にはなりません。ドリンク剤やサプリメントは、あくまでもオルニチンなどの成分だけを抽出したものなので、バランスを考えるとしじみそのものには及びません」(加藤氏)
しじみに含まれているタウリンも、オルニチンと同じく肝臓の解毒作用を活性化させるが、こちらはビタミンCが一緒にないと吸収率が落ちてしまう。しじみの味噌汁を飲んだ後、ビタミンCが豊富な果物をデザートとして食べれば、さらに肝機能アップにつながる。
酒好きは、さっそくしじみの味噌汁を毎朝飲みたい。