親次第で悪化 小5の20人に1人が夜尿症に悩んでいる

公開日: 更新日:

 オネショを怒るのではなくて、オネショしなかったことを褒めることだ。

 生活指導も必要だ。
「夕食時以降は水分や塩分を控える。寝る前にトイレに行く。昼間、〈トイレ行った?〉と子供に言い過ぎない。親にトイレに行くことを促されて、尿をためる習慣がなくなることも…」

 パソコンの普及で、夜中までインターネットをしている子供が増えた。さらに今問題なのは、スマートフォンだ。深夜まで延々とネットやゲームをする子供が急増している。
「パソコンやスマートフォンからは強い光が出ている。これによって、夜なのに体がそうと認識せず、昼と同じ状態になっていて、抗利尿ホルモンの分泌が悪くなり、オネショを繰り返すようになるのです。こういった環境型の夜尿症が今後も増えていくと思います」
 服部教授が指導した夜尿症の患者には、夜9時以降はスマホ、パソコン、テレビなどを見ないようにしただけで、安眠できるようになり、夜尿症が改善された人もいる。

 夜尿症の中には、まれとはいえ、20代、30代になっても夜尿症を引きずっている人が…。たかがオネショと軽視したり放置したりせず、悩み続けないで医療機関に相談するべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”