人工透析なし10年 腎不全のバイオリニストが語る「食改善」

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 通常、腎機能50%以下で慢性腎機能低下、30%以下で腎不全といわれる。しかし、わずか8%ながら、人工透析を受けずに活動しているのが、「人工透析なしで10年! でも元気な私の食生活」(講談社)を出版したバイオリニストで料理研究家のリュウ・ウェイ(劉薇)さんだ。その秘訣を聞いた。

 リュウさんが腎不全と診断されたのは2004年。「やがては人工透析になる」と医師に告げられた。

「人工透析を始めれば、演奏活動はできなくなる。絶対に人工透析は嫌だと思いました。それまで食には無頓着でしたが、食生活を一変しました」

 最初に始めたのは、病院の食事指導に従った、一般的な食事療法だ。しかし、次第に欲求不満が募っていった。

「食べ物の種類や量の制限ばかりで、質や添加物については全く問わない。ネガティブに考えるより、ポジティブに食べてよいものを知りたい、うまくやっていける食事法を知りたいと思うようになったのです」

腎臓を養うための7つのルール

 その中で出合ったのが雑穀だ。雑穀は、リュウさんが子供の頃から親しんでいたもの。

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