温州ミカンに多し 「β-クリプトキサンチン」の健康パワー

公開日: 更新日:

 同町の「JAみっかび」は、これらのうち「骨粗しょう症」に注目。三ケ日みかんを「機能性表示食品」として消費者庁に届け出。骨の健康に役立つβ―クリプトキサンチンを多く含むと箱に表記して、今年11月上旬から売り出す。

 JAみっかび広報センターの久米覚さんは、「1日3個以上が目安。甘いほどβ―クリプトキサンチンを多く含みます。これを機に、年々進む“ミカン離れ”を食い止められれば」と期待する。

 ちなみにβ―クリプトキサンチンは、柑橘類だと温州ミカンに最も多く含まれ、オレンジの約10倍。同等に含む物は他に柿やパパイアなど。ミカンが最も手軽だといえる。

 ミカンを食べると手が黄色くなるのはこのβ―クリプトキサンチンのせい。いくら食べても、同成分が体に害を与えることはないそう。

 さらにいいのは、「持続性」が高いこと。食べると2~3カ月は血中に成分が残るという。つまり冬の間に食べておけば、夏ごろまでその健康効果が体内で続くのだ。

 ただし気になるのは糖分。前出の安中千恵氏は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末