指の毛も大事、角質は落とす…冬が危ない“足トラブル”対策
■合わない靴でのジョギングが炎症を招く
冬といえばマラソンシーズン。にわかにジョギングを始める人も多いが、「そうした方々が原因不明の足の痛みに悩み、来院するケースが毎年後を絶ちません」。
原因の多くが、合わない靴をはいて無理を重ねることで足の裏が炎症を起こす「足底筋膜炎」。最初は“朝起きると1歩目が痛い”という症状。しかし昼には痛みがおさまってしまう。そこで油断して放っておくと、やがて昼になっても痛みが取れなくなり、ついには歩けないほど重症化。炎症で足がパンパンに膨れ上がって初めて病院に駆け込む患者は多いそう。
「こうなるとステロイド注射や、体外衝撃波などで炎症を抑える治療が必要となってくる。こうならないためには、足に合ったシューズや中敷きを使い、運動前後には、しっかりとアキレス腱のストレッチを行うのが重要。当クリニックではそのアドバイスも行っています」
文字通り足元をしっかり固めて、寒い冬を乗り切ろう。