“こぶとり爺さん”もガンだった? 「耳下腺腫瘍」に要注意

公開日: 更新日:

「耳下腺腫瘍で来院される患者さんには、『しこりが気になってかかりつけ医や皮膚科を受診したが、“脂肪の塊でしょう”と言われた。放置していたら大きくなった』と言う方が少なからずいます。脂肪の塊との違いに注意してほしい」

 耳下腺腫瘍は、脂肪の塊のように「触るとプニュプニュ柔らかい」という感触ではない。

 ただ、専門家でなければ区別が難しいかもしれないので、しこりがあれば「耳鼻科」あるいは「頭頚部外科」を受診し、検査を受けた方がいい。「皮膚科」は専門科ではない。

 特に、しこりが大きくなるようなら、病院での検査は必須だ。女性は化粧をするので顔を触る機会が多く、早い段階で気付きやすい。しかし、男性は本人が思っている以上に顔の変化に無頓着な傾向がある。気をつけたい。

■誰でも発症する可能性あり

 この耳下腺腫瘍は大半が命に影響がない良性腫瘍だ。しかし、良性腫瘍の可能性が高いという場合でも安心はできない。


「耳下腺腫瘍の悪性腫瘍(がん)は、組織型が多岐にわたり、悪性度が低いものもあります。この低悪性度の腫瘍は、良性腫瘍との鑑別が難しい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した