集中力と免疫力アップ 「呼吸器筋」は2つの運動で鍛える

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「他にも縁日などでおなじみの『吹き戻し』を使って強く息を吐く。両手を組んでゆっくり息を吸いながら両腕を上げて後頭部に持っていき、強く吐きながら腕を振り下ろす。いわば剣道のエア素振りのような運動をすることで、横隔膜を意識的に動かすのも手です」(林院長)

 その結果、深い呼吸ができるようになり、全身に酸素が行き渡って“集中力や免疫力がアップ”“疲れにくくなる”などの他、“やせる”“太りにくくなる”などのメリットがあるという。

 実際、佐藤さんはエア素振りや、吹き戻しを毎日5分間、2週間ほど続けることで見違えるほど呼吸がラクになり、カラオケもスムーズになり、疲れにくくなったという。

「呼吸器筋が衰えた高齢者は、上体を揺らして呼吸する舟こぎ呼吸をするようになります。より多くの筋肉を使って空気を吸おうとして、多くのエネルギーを消費するようになるのです。それでも、酸素摂取量が減るので食事が十分とれなくなり、やせてしまいます。栄養不足から呼吸ができなくなり、心臓の機能も低下する悪循環に陥ります。そうならないためにも呼吸器筋を鍛える努力は必要なのです」(林院長)

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