余命は半年…がん治療医ががん患者になって分かったこと

公開日: 更新日:

 情報があふれ過ぎている時代だ。西村医師は「不要な情報をシャットアウトし、正しい情報を得ることが重要」と指摘。

「専門知識を持っていないと、どの情報が正しいか分からない側面もあります。病気になる前からかかりつけ医をつくる。同級生や知人などの医療関係者との関係をつくっておくことも大切」

 西村医師は免疫療法も受けている。エビデンスがない免疫療法には賛否両論があるが、さまざまな情報から「毒にはならない」と確認し始めた。

「ただし、標準治療が大前提。それも『正しい情報』につながりますが、『……をすれば治る』といった聞こえのいい情報は、疑ってもいいと考えています」

 医師、がん患者、双方の立場から感じるのは、「変な情報の方が魅力的。それゆえに、そちらに流れてしまっている人が多い」ということだ。がん治療は時間との闘いでもある。変な情報に踊らされ、その時最も効果を発揮する治療を受けられなかった、という人は決して珍しくない。

▽にしむら・げんいち 金沢赤十字病院副院長。抗がん剤手術による胃全摘、放射線治療、免疫療法を受ける一方で、がん患者を支援する「金沢マギー」の施設づくりと人員確保のための「元ちゃん基金」を創設。著書に「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり