【深爪】悪循環を回避 指を細めのテープで巻いて処置
足や手の爪を短く切り過ぎて、爪が肉に当たって痛い。どうすればいいのか。山手皮フ科クリニック(東京・高田馬場)の豊福一朋院長は「指のサイズに合ったテーピング用の細めのテープを用意してください」と言う。
「テープの端を爪の当たる肉の部分に貼り付けて、テープを引っ張りながら指に“らせん状”に巻きつけて固定してください。これで痛みは楽になるはずです。しばらく続けていれば爪も正常に伸びてきて、元の痛くない状態に治ります」
特に足の親指を深爪すると、体重がかかるので痛みが強い。それに爪の横の肉が盛り上がるので、爪が伸びてきても食い込んで痛い。痛いから、また深爪をする。
その悪循環を繰り返していると、爪が常に食い込んだ状態になり、周囲が赤く腫れて痛い“陥入爪”の原因になる。
傷がつくと、うんでしまうこともあるので、深爪をしたら早期にテーピング法できちんと爪を治すことが大切という。
「爪の正しい切り方は、爪はなるべく水平に切り、端の部分は切らずに残しておくことです。爪が硬いと間違って深爪をしやすいので、お風呂上がりに切るといいでしょう」