アレルギー発症でどん底 岡村咲さん支えたゴルフへの情熱

公開日: 更新日:

 でも深刻にならず、「何とかコントロールする方法はあるはず」と模索中です。夫も明るいスポーツマンなので何でも笑い飛ばしてくれるので前向きになれます。私の影響で市販の物を避けるようになってしまい、食事は多少面倒くさくなりましたけど(笑い)。

 病気は、自分に一番足りていなかった「人の立場になって考える」ことを教えてくれました。たとえば、レストランで何でも食べられる人と同じ食卓を囲むだけでしんどい人がいるなんて、考えたこともなかったですから。私にとってはプラスのことの方が多かった。「病気になってない自分は好きじゃない」と言えるくらいです。

 こういうハンディを持ったゴルファーでも、みんなと変わりなくプレーできる姿を見せることで、何かを感じてくれる人がいればいいなと思っています。

▽おかむら・さき 1992年、徳島県生まれ。10歳からゴルフを始めるとすぐに頭角を現し数々のジュニア大会で好成績を収める。高知中央高校でもゴルフ部に所属し、卒業と同時にプロ転向。今年1月にラグビー選手との結婚を発表。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド