アレルギー発症でどん底 岡村咲さん支えたゴルフへの情熱
ただ、ゴルフをやめたいと考えたことはありません。何とかゴルフを続ける方法を見つけようと必死でした。そんなとき、知人のアドバイスでもう一度、アレルギーの検査を受けました。食物アレルギーも遅延型と即時型があって、考え方が違うらしいんです。それで即時型の検査を受けたら、命に関わるアレルゲンは小麦だけで、他のものは低い数値だったのです。
そこから毎日、何をどれだけ食べてどんな症状が出たかをつぶさにノートに書き留める作業を始めました。半年続けたらだんだんわかってきて、去年の夏ぐらいからは卵と乳製品は少しずつ取り入れています。パンや麺は米粉のものを利用し、最近はパンメーカーを買って米粉で作ったりもしています。発酵調味料も少量ずつあえて取るようにして、食事はずいぶん改善されました。
そんな中、次に来たのが「日光アレルギー」です。去年の5月、半袖でプレーをしていたらひどい頭痛になり、1週間寝込みました。その後、グローブをしない右手だけがひどく荒れたので皮膚科を受診すると、日光アレルギーという診断。おまけに膠原病にもなりかけていると言われ、「自己免疫疾患コンプリートしちゃったな」と思いました(笑い)。