寿命に影響の恐れも 「便秘」を的確に治す5つのポイント
②下剤は毎日服用
食物繊維が効かない便秘にはどういう対策が有効か? その前に、まずは原因ごとの便秘のタイプを押さえたい。
便秘は「排便回数減少型」と「排便困難型」に分かれる。前者の排便回数減少型には、「食物繊維の摂取量が少ない」タイプと「蠕動運動の回数が少ない、あるいは弱い」タイプがある。
後者の排便困難型にも、「便が硬い」タイプと「肛門や直腸の機能・構造に異常がある」タイプがある。つまり、便秘とひとくくりで捉えがちだが4タイプあり、それぞれに応じた対策が求められるのだ。
食物繊維の摂取量が少ないタイプには「食物繊維」が有効。肛門や直腸の機能・構造に異常があるタイプは「機能・構造異常をクリアする対策」(④参照)が効果的。この2つを除いたタイプには「非刺激性下剤」が役立つ。酸化マグネシウムなどがあり、毎日服用する。
③「下剤=悪」は間違い
下剤には刺激性下剤と非刺激性下剤がある。非刺激性下剤は大腸を刺激せず、便が出やすい環境をつくるもので、自然な排便が得られる。