初の人間ドックで発見 DJ KOOさん脳動脈瘤で家族が一つに

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■6時間に及んだ手術はほんの一瞬の感覚

 手術は全身麻酔で薬が入った途端に意識がなくなり、「終わりましたよ」と起こされるまでほんの一瞬の感覚でした。瘤は最終的に9・8ミリと採寸され、手術は6時間に及んだようです。術後は、自分の頭の左上に細い管が入っていて、そこから脳内にたまる血を逃がしていました。手術中に脳へ血液が上がらないように首の動脈からも血を逃がしていましたから、頭と首から管が出ていて、手術直後の姿はすごかった(笑い)。

 手術から3日間は頭が痛かったし、全身麻酔の影響で気持ち悪く、一体どうなることかと思いました。でも術後すぐに会話ができ、3日目には重湯のような食事ができ、4日目には歩行ができ、1週間も経つと洗髪ができて、もうほとんど普通の体に戻っていました。

 瘤の発見から手術・退院までは、わずか20日間ぐらいでした。それから2カ月の自宅療養を経て、11月末に仕事に復帰したわけです。

 大学受験を控えた娘には最悪なタイミングだったと思います。術後の痛々しく弱々しい姿は、父親としては一番見せたくない姿でしたが、つらさを共有できたことは家族にとってよかったと思います。手術の日、娘がたったひとりで東京から札幌の病院まで来てくれたことは本当にうれしかったし、家内の愛情の大きさにも改めて気づきました。

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