認知症と診断されたら肝臓の検査を…肝性脳症の疑いあり

公開日: 更新日:

 一昨年には、肝性脳症によく効く薬が認可され、打つ手が早ければ症状が消え、再発もしにくくなった。

 だからこそ、重要なのは「認知症と診断され、肝性脳症が見逃されている」ケースを回避することだ。認知症を疑う症状が見られた場合、もし、肝機能の検査を長い間していないようなら、血液検査などで確認すべき。

「肝硬変のほかの症状についても、治療可能になっているものは多い。黄疸にはまだ治療薬はないですが、それ以外の腹水、出血傾向、感染症には、よく効く治療薬がある。肝硬変そのものの治療もかなり進んでおり、10年単位で寿命が延びる人もいる。加えて、新薬が毎年のように登場しているので、決して諦めないで治療を受けてほしい」

 なお、肝臓病は病態によってさまざまな医療費助成制度がある。肝臓専門医がいる医療機関の専門窓口や、住んでいる自治体の障害福祉担当窓口に相談するといい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に