今年は多め 花粉症で眠くならず薬で症状を抑えるポイント
「ところが、眠気のある第1世代、第2世代前期の抗ヒスタミン薬を出しているところはまだまだあります」
第1世代を処方している医師(内科医、耳鼻科医)へのインターネット調査では、その理由として「効果が強い」「即効性がある」「薬価が安い」「使い慣れている」が上位にきていた。一方、第2世代後期を処方している医師の理由は効果や即効性とともに、「眠気が少ない」が多かった。
「第1世代は眠気が出る、口が渇く、睡眠障害が起こりやすいといった副作用がありますが、特に小児科医では使い慣れているからと処方するケースが少なくない」
眠気が強い場合は、第2世代抗ヒスタミン薬後期が処方されているかどうか確認を。
■新たな選択肢が登場
治療で最もよく使われるのが抗ヒスタミン薬だが、昨年4月、世界で初めて貼るタイプが発売された。
「飲み薬を使いづらい高齢者や、服薬を忘れがちな患者さんに適しています。食事による投与タイミングの制限もありません」