ホルモン補充療法5年以上継続で乳がんリスクが上がるのか
また、HRTには悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる作用もあり、動脈硬化を予防します。閉経以降の女性の死因ベスト5に入る脳血管疾患や心疾患の一部は動脈硬化が関係しています。つまりHRTは、骨粗しょう症や動脈硬化といった重大病の予防薬としても大きな役割を担っているのです。
HRTの継続リスクは、現在その人が抱えている疾患の有無や体調、年齢、過去の病歴などで異なってきます。まずは5年を目安に、継続していくベネフィットとリスクを医師としっかり話し合い、この先どうするかを決めていくべき。
もし、HRTを一度やめて再び不調が戻ってくるようなら、医師と相談して継続を再考すべきケースもあります。我慢せず医師に相談しましょう。