一流アスリートも心筋梗塞に…その運動強度は間違っている

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 サッカーやバスケなどの集団スポーツがよくないのは、体に違和感を覚えても、チームメートへの気兼ねから練習を抜けるのが厳しいため。同じような体の変化は一般の人にも起こり得るから要注意だという。集団は集団でも、歩きながらプレーするゴルフはどうか。

「ゴルフは、スイングやパットの時に集中して血圧が上がりやすい。プレー時間も長く、脱水も招きやすい。健康な人が昼休みを終えて、『さぁ後半へ』というような時に急性心筋梗塞を起こして搬送されるケースは珍しくありません」

 日頃の運動で体形は現状維持でも、検査の数値はグレーゾーン。しかも、体育会系特有の踏ん張りで無理がたたる。そういう人は、やっぱり生活習慣病をきっちり治さないとダメだということだ。

 では、悲劇を免れるには、どうするか。

「今回のケースは30代ですが、社会人で運動する人は少なからず仕事などのストレスがあるでしょう。健康自慢の人も生活習慣病の一つや二つは隠し持っているはずで、一度は運動負荷試験を受けて、その人にとって安全な運動レベルを確認しておくことです。最大能力の40~60%が、無理のない運動量。それを定期的に繰り返しながら、適切な運動レベルを探って運動を継続することが大切。一般の人は、ほとんど運動負荷試験を受けていません。適正レベルを超えて運動し過ぎている人が多いのです」

 油断禁物だ。

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