【爪】伸びた白い部分をすべて切ってしまうのは大間違い
■足の小指の爪が小さいのは歩き方が悪い証拠
もともと爪は湾曲していて、それによって下から加わる力を受け止める仕組みになっている。
爪は下から力が加わらないと徐々に丸まってしまう性質があるので、足指が浮いて地面に接していない「浮き指」や、足指の関節が曲がる「外反母趾」など、足の別の病気も原因になるという。
足爪では、小指の爪がほとんどなくなるくらい小さい人もいる。何か病気なのか。
「足の小指は子供のころから曲がっていることが多く、隣の指に踏まれたり、靴の相性が悪くて当たったりして、爪が小さくなってしまう人がいるのです。不都合ではありませんが、5本の指に加わる力がきちんと分散されていないことを示しています。姿勢や歩き方などが悪くなるので、いずれ腰痛や膝痛などに影響する可能性があります」
昔から爪の根元にある三日月形をした白い部分(爪半月)が「大きい方が健康」といわれるが、それはウソ。爪の根元には「爪母」という場所があり、そこで毎日爪が作られ伸びていく。できたての爪は水分を多く含んでいて白く見え、それが爪半月だ。爪半月の大きさは生まれつきで、甘皮に隠れているので、大きく見える人もいれば小さく見える人もいる。爪半月が健康と関係するのは大きさではなく色の変化。赤みがかったり、青みがかったり、色が悪くなるときは全身疾患を疑う場合があるという。