【爪】伸びた白い部分をすべて切ってしまうのは大間違い
爪は髪やヒゲと同じで、放っておくとどんどん伸びるので定期的に手入れ(カット)が必要になる。しかし、やり方を間違うと、さまざまなトラブルの原因になる。
爪のケアに詳しい「埼玉県済生会川口総合病院・皮膚科」(川口市)の高山かおる主任部長が言う。
「悪い爪の切り方で、最も多く見られるのは、爪が伸びた白い部分をすべて切ってしまう『深爪』や、爪の両端を深く切り過ぎてしまう『バイアス切り』です。爪の白い部分を残してはいけないと勘違いしている人が多いですが、爪には指先の皮膚を保護する役割があります。切るときは指先の皮膚より短くならないように、白い部分を少し残すのが基本です」
一般的に爪の正しい切り方とされているのが「スクエアオフ」。まず、爪の先端を真っすぐ横に切る。そして、爪の両端の角が丸くなるように整える切り方だ。
この正しい切り方をするには、使う爪切りの種類にもポイントがある。爪切りは刃が爪に合わせてカーブしているタイプが多いが、刃が真っすぐなタイプを選んだ方がいい。切る時間帯は、爪が軟らかくなるお風呂上がりが切りやすい。