インフルエンザのブラックな事情 5人に1人が治る前に出勤

公開日: 更新日:

 厚労省が例年より早い11月15日にインフルエンザの流行期入りを発表したが、「隣の席の同僚が取引先に電話で話しているのを聞いて、ドン引きしてしまいました」。

 そう憤るのは、都内のPR会社に勤めるA子さん。その40代同僚は「おとといインフルエンザで高熱が出たんですが、薬を飲んだら熱が下がったので、予定通り伺います」と話していたとか。

 A子さんは、「熱が下がったからと、すぐに出社されたら困りますよね! 取引先も、私や他の同僚だって迷惑です!」と怒りをあらわにする。

 ところが、そう考えない人も多いようだ。

 養命酒製造の「ビジネスパーソンの『風邪・インフルエンザ予防』に関する調査2019」によると、昨年の冬にインフルエンザにかかった人は12・2%と8人に1人。「完全に治ってから出勤した」人は77・9%と多数派だが、一方で「完全に治る前に出勤した」人は18・9%と5人に1人近くもいた。さらに驚きなのは、「休まず出勤した」人が3・3%もいたということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」