著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

アソコのブツブツが気になる…それって病気?生理的変化?

公開日: 更新日:

便秘や多産の影響も

 いずれにしても一般の人では生理的変化によるブツブツなのか、尖圭コンジローマのイボなのか判断が難しい場合があります。

 膣前庭や亀頭の冠状溝のブツブツが大きくなったり、数が増えたりするようなら婦人科や泌尿器科、性感染症の専門医を受診して鑑別してもらった方がいいでしょう。

 生理的変化によるものであれば治療は不要です。美容上(見た目)などで患者さんが摘除を強く希望する場合には、電気メスやレーザーを使った手術が行われることがありますが、あまりお勧めできません。

 女性器の尿道口にできる病変には「尿道カルンクル(尿道肉阜)」と呼ばれるものもあります。

 これは更年期以降の女性に多い良性腫瘍で、尿道口からはみ出すように大豆くらいの大きさの赤い比較的やわらかい腫瘤(しゅりゅう)ができます。

 原因は不明ですが、便秘や多産などが関係しているのではないかという指摘もあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ