寒い冬は意識して食べたい 羊肉は肉の中で“温め効果”最強

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 羊肉というと、かつては「臭い」「硬い」というイメージが強かった。過去に何度かジンギスカンブームが訪れたが、その都度廃れていったのは、羊肉への知識に欠ける店主が運営するジンギスカン屋でおいしくない羊肉を食べた客が、「羊肉って、やっぱり苦手……」と思い、二度と足を向けなかったのが一因だろう。

 しかしここ数年、羊肉を心から愛し、最高においしく食べられる調理法で提供してくれる店が増えた。特別なレストランだけでなく、ファミリーレストランにも羊肉のメニューが登場。スーパーでも羊肉を買えるようになり、「今日はお肉気分」といった時に、気軽に選択できるようになった。もはや「ブーム」とは言えない感じだ。

 さて、そんな羊肉だが、寒い冬は特に意識して食べたい食材。東洋医学では、食材を体に入ったときの働き方によって「熱性」「温性」「平性」「涼性」「寒性」と5つに分ける。これを「五性」という。熱性と温性は体を温める性質の食材という意味で、羊肉はまさに熱性、温性に該当する。体を温める作用は肉類の中で最も強く、特に胃腸を温め、冷え性の改善、冷えによる腹痛・下痢に効果を発揮する。

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