心臓病の人はワクチンより感染で生じるリスクの方が高い
ワクチン接種の経過観察入院は保険が適用されず自費診療になってしまいますが、超高齢者や基礎疾患をいくつも抱えている人にとっては、ワクチンに対する不安を払拭できる手だてになるのではないかと思うのです。
ただ、順天堂医院は普段から病床が不足気味なので、実現したとしても週末だけという制限を設けることになるでしょう。急性期病院は週末になるとベッドが空く率が高くなるので、患者さんの状態と医療的な判断が合致すれば、そのタイミングを有効活用するのです。
ワクチンへの不安を少しでも減らし、ひとりでも多くの人が接種に臨むことを期待しています。
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