副反応の報告も それでも新型コロナワクチン打つべきか
新型コロナウイルスのワクチン接種がいよいよ始まりました。
ご存じの通り、17日から医療従事者の接種が開始。3~4月くらいから重症化リスクの高い高齢者の接種が始まり、それ以降、基礎疾患のある人や高齢者施設などの従事者、次いで一般の人への接種が開始される予定です。
優先接種の対象となる「基礎疾患のある人」とは、慢性の呼吸器の病気、慢性の心臓病(高血圧を含む)、慢性の腎臓病、慢性の肝臓病、糖尿病、血液の疾患、免疫機能が低下する病気、免疫機能を低下させる治療を受けている、睡眠時無呼吸症候群、BMI30以上の肥満など。
糖尿病の人は、これまで繰り返しこの連載で述べている通り、感染リスクが高いわけではありません。しかし、血糖コントロールが悪ければ、重症化するリスクが高い。ですから優先接種の対象となっているわけですが、患者さんの中には、ワクチンの副反応を心配し、ワクチン接種を躊躇している人もいるかもしれません。
もし私が、患者さんから「打つべきでしょうか?」と聞かれたら、「打つべきです」と強く勧めます。確かに、先行してワクチン接種が始まった欧米からは、副反応の報告があります。