がんではないかと不安になる壊死性リンパ節炎は原因が分かっていない
ある日の夕方、会社員のKさん(28歳・女性)はなんとなくだるくて少し寒けがあり、熱を測ってみたら36・8度でした。いつもはもう少し低いのに……と気になりました。ふと、右の首を触ってみたらリンパ節のような塊が触れ、コロコロしていて触ると痛みがあります。
触れるのは2、3個で、なんとなく喉の痛みもありますが、口の中を鏡で見ても赤くなってはいません。ひとりアパートで「どうしたことだろう」と心配になって、その日は風邪薬を飲んで床に就きました。
翌朝、熱は下がりましたが、首を触るとやはりコロッと塊があり、少し痛みもありました。そこで自宅近くの病院に電話をかけ「首のリンパ節が腫れている」と話したら、午前中に来院するように言われました。
病院に着くと、外科の医師が口の中を診察してくれ、その後は処置室に移って針をリンパ節のところに刺し、注射器で吸引して中身の細胞を調べる検査(吸引細胞診)が行われました。
また、医師は乳がんを心配したようで、4日後にマンモグラフィー検査の予定となり、予約を取って帰りました。