冬はもうすぐ…新型コロナ第6波はいつから始まるのか

公開日: 更新日:

 とはいえ、気温と湿度はウイルスの拡散を促す要因のひとつとして頭に入れておく必要がある。

 では、今後どのような点に注意しておかなければならないのか? 弘邦医院(東京・葛西)の林雅之院長が言う。

「これから寒くなると窓を開けずに『3密』になりやすくなり、のどや鼻の粘膜が乾燥して、免疫力が落ちたりして感染しやすくなります。手洗いやうがいをしっかりして、なるべく厚手の衣類で寒さを防ぎ、マスクをしっかりすることが大切です。自宅や職場で暖房を使う際は換気に注意しましょう。部屋の対角線上の2カ所の窓を開けるとスムーズに換気ができます。対角線上に窓がなければ換気扇を使うのも手です。湿度管理も大切でエアコンの風があたる場所に加湿器を置き、部屋の隅々まで水分が届くようにするといいでしょう」

 いずれも、昨年も強調された基本事項だが、忘れていたり、「もういいんじゃないか」と先行きを楽観する人もいるはずだ。しかし、経済再生のため社会的な規制が緩和されたとはいえ新型コロナが死滅したわけではない。ワクチンを打っても感染して亡くなる人もいる。感染リスクが高く、重症化しやすい65歳以上はとくに、「またか」と思わず、しっかり基本事項を守ることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」