著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

骨折予防にはカルシウムだけじゃダメ タンパク質も補充する

公開日: 更新日:

 高齢者が寝たきりになる大きな原因は骨折です。骨粗しょう症により骨がもろくなると、ちょっとつまずいて足を踏ん張っただけで、足の付け根の骨が折れてしまったり、尻もちをついたり、激しく咳き込んだだけで背骨が潰れてしまったりするのです。骨の強さは若い時期に決まってしまうため、不摂生な生活をしている中年層も、その危険性はすでにあると考えた方がよいのです。

 それでは、こうした転倒や骨折を防ぐには、どうすればいいのでしょうか? カルシウムのサプリメントがよいという考え方がありますが、カルシウムだけでは予防にならない、という研究結果もあります。今年のブリティッシュ・メディカル・ジャーナルという一流の医学誌に、カルシウムとタンパク質を併せて補充することにより、転倒や骨折を予防出来るという研究結果が報告されています。

 施設に入所している高齢者に、通常の食事に加えて牛乳やチーズなどの乳製品を補充し、カルシウムとタンパク質を強化して2年間観察したところ、補充しない場合と比較して、骨折の危険性は33%低下し、寝たきりの原因となる足の付け根の骨折に至っては46%も低下していたのです。

 タンパク質の補充で筋肉が強化され、それが相乗効果で骨折を防いでいたようです。骨折予防にはカルシウムとタンパク質をバランス良く取ることが重要であるのかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ