脳の動きを可視化 センサーを用いた最新「脳トレ」の凄さは?

公開日: 更新日:

 簡単な計算を繰り返したり、漢字を使った問題に答えたりする「脳トレ」。ゲームソフトやドリルなど、さまざまな商品が出回っている。しかし、これらの脳トレグッズの課題は、トレーニング中、実際に自分の脳がどれだけ活動しているのか分からないこと。同じ内容の脳トレをしても、その人にとって脳活動レベルが低ければ得られる効果も少ないはずだ。

 そんな従来の脳トレの問題点を解消させたのが、「超小型脳活動センサー(XB-01)」と「専用アプリ」を組み合わせた「Active Brain CLUB」(以下、ABC)という脳トレ製品だ。開発したのは東北大学と日立ハイテクが設立した脳科学ベンチャー「NeU」(東京都千代田区)。どのように使うのか。同社ブレインフィットネスユニットの糸藤友子マネジャーが言う。

「XB-01は重さ30グラム、手のひらに乗る大きさの超小型センサーで、専用バンドで額に設置します。そして微弱な近赤外光を用いて脳の血流量変化を計測することで、脳の活動状態を可視化することができます。センサーはスマホやタブレットとブルートゥース通信されていて、この状態で専用アプリを使ったトレーニングをすると、どれくらい脳が活動しているのかリアルタイムで分かるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」