【顔面神経麻痺】頭痛から数日後に左目が閉じられなくなり…
もともと耳の痛みから始まったのですが、この痛みに加えてキリで刺されるような痛み、髪の毛全体がピリピリするような痛み……と、3種類の痛みが続きました。
麻痺は連日悪化傾向で、左顔面全体が垂れ下がって動きません。眉の位置も落ちていて、鏡で顔を見ては落ち込んでいました。左目は開きっぱなしで閉じられなくなり(兎眼=とがん)、洗顔では目に水が入るので痛みを感じます。そのため、入浴時は競泳用ゴーグルを装着していました。角膜が傷ついて失明してしまう危険があるので、夜寝る時はテープで留めて閉じさせていました。
「パ行」がしゃべりづらくて、笑えません。汁物も口からこぼれてしまいます。舌はしびれていて、ご飯を食べている時に噛んで出血したこともありました。お寿司やスプーンで食べることができるカレーライス(刺激物はダメなので辛くないもの)など、一口サイズのものが食べやすかった印象です。
治療を受けながらそんな生活を続け、発症から2週間程度で症状の進行が止まっていることに気づきました。さらに発症から1カ月程度で左目が少し閉じられるようになり、2カ月で麻痺も改善していきました。私の場合は回復が早かったようです。
その後、頭痛などの症状も治まり、今ではすっかり良くなりました。発症早期に治療を開始できたのが良かったのではないかと考えています。おかしいと思ったら放っておかず、すぐに医師の診断を受け、できる限り早めに治療を開始することが大切です。