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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

おもちの窒息事故は高齢者だけが注意すればいいのか?

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 おもちを食べる際は雑煮などの汁物にしたり、大根おろし、納豆、あんこなどでコーティングして食べることによって、リスクを減らすことができるでしょう。

 さらに、東京消防庁のデータを見ていくと、おもちだけではなくさまざまなものが窒息要因になっています。たとえば、イカやタコなど加熱しても柔らかくなりにくいものや、ナッツやアメなどの硬いもの、パンやお菓子などのパサパサしたものなども飲み込んでしまうと窒息の恐れがあります。のりやレタスなどの厚みのないものも、のどに張り付きやすいので注意が必要です。

 おもちに限らず、注意したい食材を食べるときは、大きく切らずに一口大(2センチ角程度)に切ることや、よく噛むことが大事です。また、食べる前には水や汁物などを飲んで口腔内を湿らせておくことも予防策になります。

 今年のお正月はしばらく帰省できなかった方たちも田舎へ赴き、会食する機会も増えるかもしれません。楽しい時だからこそ、よく噛むことを念頭に置いてみることが大切です。

【連載】幸先の良いスタートを切るための正月食事術

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