のど<下>のみ込み力を鍛える嚥下トレーニング 専門医が指南
食べ物や飲み物を「のみ込む」ことを「嚥下」という。
この嚥下機能が衰えると、本来、食道に送られるべき食べ物や唾液が気管や肺に入る「誤嚥」を起こして、「誤嚥性肺炎」や「窒息」を起こす危険性がある。
誤嚥を防ぐ訓練として、「パ、タ、カ、ラ」と発音するパタカラ体操や歌を歌う(発声)、おでこを押して首の筋肉を鍛えるなどの方法が紹介されている。これらの訓練は本当に効果があるのか。
「のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ! 嚥下トレーニング」(メイツユニバーサルコンテンツ)の著者で、神鋼記念病院(神戸市)耳鼻咽喉科の浦長瀬昌宏科長が言う。