著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【くるみ】脳をパワーアップして認知機能の衰えを防ぐ

公開日: 更新日:

 年を取るにつれて気になるのが、認知機能の低下です。少し前のことが記憶できない、言葉がなかなか出てこない、計画を立てて物事を実行できない……。加齢による脳の神経細胞の減少による記憶や思考への影響は、60歳を越えると次第に進んでいきます。

 人間の活動の司令塔である脳の働きを高めて、認知機能の老化を防ぎ、生涯現役を目指しましょう。

 薬膳において、脳のパワーアップに威力を発揮するのが「くるみ」です。中国では古来、実の形が脳と似ていることから、脳を滋養する「補脳」効果が高いとされています。脳の老化防止に欠かせない「健脳ナッツ」なのです。

 また脳の働きは、中医学で老化をつかさどる臓器である「腎」との関わりが深く、くるみは腎の働きを高める作用もあります。脳だけでなく、全身の老化防止にも優れた効果があるのです。

 さらに、くるみは人間のエネルギー源である気を補い、滋養強壮にもよい食材なだけでなく、免疫力を高める働きもあります。体を温める効果もあるので、寒さが募るこの時季にはとくにおすすめです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末