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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

耳鳴りの改善には黒キクラゲとニラで「腎」を強化する

公開日: 更新日:

 最近、頻繁に変な音が耳の奥に響いて煩わしい……。耳鳴りは生活の質を下げる原因になってしまいます。

 中医学では耳鳴りには2つのタイプがあるとしています。

 1つ目は「腎の衰えによる耳鳴り」。中医学で老化をつかさどる臓器「腎」の働きが低下したことによる耳鳴りです。

 腎は耳との関わりが深い臓器で、加齢や疲労によって腎に負担がかかると、耳にトラブルが表れやすいのです。夕方以降に悪化しやすく、「ジーッ」というセミの鳴き声のような耳鳴りがするなどの特徴があります。そのほかに、腰痛、足腰がだるい、トイレの回数が多い、骨が折れやすい、歯が弱いといった症状も見られます。改善のためには、腎の働きを高める食材を取り入れることが大切です。

 おすすめは黒キクラゲ。腎をパワーアップする効果が高く、アンチエイジング全般に役立ちます。ニラも腎の機能を高める野菜です。体を温める作用があるので、これからの季節にぴったりです。そのほか、黒豆、海藻類、ナガイモ、クルミ、黒ごまも改善に役立ちます。

■腎の衰えによる耳鳴り改善薬膳レシピ

黒キクラゲとニラの中華あえ

 腎の働きを高める黒キクラゲとニラで耳鳴りを撃退するレシピ。オイスターソースの風味で、つまみにもおかずにもぴったりです。

【材料】2人分


●黒キクラゲ(生) 6枚

●ニラ 1わ

●黒すりごま 大さじ1

●たれ(しょうゆ=大さじ1、オイスターソース=大さじ2分の1、ごま油=大さじ2分の1、ニンニクのすりおろし=少々)

【作り方】


 沸騰した湯に1センチ幅に切った黒キクラゲを入れて、20秒経ったら引き上げて水気をきる。続いてニラを入れてサッとゆで、ザルにとり水気を絞ってザク切りにする。黒キクラゲとニラをボウルに入れて、混ぜ合わせたたれも加えてあえる。器に盛り、黒すりごまをふる。

 2つ目は「ストレス耳鳴り」。過度なストレスによって、中医学において自律神経をつかさどる臓器である「肝」に負担がかかったときに起こる耳鳴りです。イライラ、怒り、精神的緊張などによって肝の機能が低下すると、気の流れが乱れてしまいます。本来は上から下へと巡るはずの気が上昇して、耳鳴りを引き起こすのです。

 このタイプは突発的に起こることが多く、「キーン」という金属音のような耳鳴りがする特徴があります。また、ストレスがかかると悪化し、高血圧、不眠、口が苦い、目が充血するといったトラブルも見られます。

 改善のためには、まず肝の働きを強める食材を取り入れましょう。おすすめはイカ、ホタテ、アサリ、シジミ。弱った肝の機能を速やかにサポートする優れた効能があります。さらに、滞った気の流れをスムーズにする食材を。こちらはセロリ、三つ葉、ハーブ類が役立ちます。

■ストレス耳鳴り改善薬膳レシピ

イカとルッコラのサラダ

 肝の働きを高めるイカと、気の巡りを良くするハーブ類であるルッコラを使ったレシピ。イカ味付き缶を使って手軽に。オリーブオイルとチーズで味付き缶がワインに合う味わいに。

【材料】

●イカ味付き缶  60グラム

●ルッコラ  1わ

●たれ(オリーブオイル・酢・レモン汁=大さじ1、ニンニクのすりおろし=少々、塩・こしょう=少々)

●パルメザンチーズ  適量

【作り方】

 イカ味付き缶の身にレモン汁適量をふってからボウルに入れる。ザク切りにしたルッコラ、たれも入れて全体をあえ、器に盛りチーズをふる。

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